課題研究 タイトル・概要

平成29年度

◆新規ホウ素リポソームへのホウ素化合物封入に関する基礎的検討

 概要:新規がん治療法として注目されているホウ素中性子捕捉療法では治療の成否として腫瘍内ホウ素濃度が重要となる。そこで、本研究ではホウ素含有の新規脂質類似体を用いて調製したリポソームにホウ素化合物を封入することを目的とし、その調製法について基礎的検討を行った。


◆ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)のための高ホウ素濃度化リポソームの開発

 概要:BNCTに求められる薬剤条件は水溶性、低毒性に加え、腫瘍内ホウ素濃度20ppm以上が必要となる。そこで、本研究ではこの条件を達成するために、リポソームの調製法および封入するホウ素化合物を検討し、その高ホウ素濃度化を図ることにした。結果、脂質濃度の向上とpost insertion法により、目的とするリポソームの調製に成功した。


◆プロカインアミド塩酸塩封入リポソームの物理化学的性質に関する研究

 概要:プロカインアミド塩酸塩を封入したリポソームを水和法で作成した。薬物封入率、封入量、漏出率、リポソームの粒子径に及ぼす脂質組成やプロカインアミド塩酸塩濃度を検討した。その結果、脂質組成、薬物濃度を変化させることにより、薬物封入率、封入量、漏出率は変化し、粒子径は変化しないことが分かった。


◆高収率・高純度ペプチド合成のためのマニュアル装置の開発

 概要:現在、ペプチド合成はオートメーション化が進んでいるが、自動合成機では1アミノ酸毎のKaiserテストや再カップリングは行えず、そのため長鎖配列になるほどに純度が低下することが知られている。本研究ではマニュアルでのペプチド合成を可能にする装置の開発と得られたペプチドの収率について基礎的検討を行った。





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